中野のインド料理バル『マロロガバワン』の内装設計

2019.05-2019.11

マロロガバワン:礒邉和敬・麻由

施工:デキマスワークス

場所:東京都中野区
改修面積:約33㎡
改修費用:600万円

「独立してお店始めます!」

と、料理人兼オーナーの実の弟から有難いことに声をかけてもらい、中野のインド料理バル『マロロガバワン』内装設計のお手伝いをしました!DIYや廃材利用をしながらなるべく初期費用のかからない形で協力。


地域の人がフラッと立ち寄れて、温かく迎え入れることのできるお店にしたいというのが、メインコンセプトです。


1階はカウンター席と奥にグループが座れる全10席程度と、目と気遣いが届きゆっくり飲んでいってもらうことも想定したお店です。


人とのコミュニケーションが大好きなオーナー夫婦の想いがギュッと詰まったものとなりました。

タンドールやコンロの背面のタイルは、オープンキッチン型のお店のイメージを決める大切なところ、と気に入ったものを探し、きれいな青緑色のタイルを選択されました。


奥の規約席の壁に施工された木材は古材をお友達から譲り受け、腕の良い大工さんの手にかかって、とてもセンスの光るものとなっています✨

幼少のころに食べに行ったインド料理のキーマカレーが忘れられず、やっとあの味を見つけたと、最初に師事を仰いだのはインド料理店は評判のよい高幡不動の「アンジュナ」。


そこをやめた後は、自転車で日本横断旅行に出てしまい、そこで次のインド料理のお店「エリックサウス」に努めるきっかけとなった人物に出会ったと聞いています。


「エリックサウス」では東京駅八重洲店と東京ガーデンテラス店の2店舗店長を務めあげ、今に至るという実力も伴うオーナー💪✨さすが!


オープン後、訪問させていただきましたが、料理は本当においしい!!

▼全部のせプレート

▼牡蛎をつかったおつまみメニュー

写真だけでも食べたくなってしまうメニューの数々。

キッチンとお客さんとのシームレスな距離感を大事にしていて、古材を組み合わせて現場で制作した味のあるカウンターで食べることができます。

既存の2階への階段は昭和レトロな雰囲気を活かして、オーナー自ら飾り柱をブラック塗装しました。

赤い床材を選択しパンチのある配色となっています。


平面プランは、入ってすぐを土間としスタンディングエリアに、次にタンドールや鉄板を使った調理を担当するオーナーのアクティブな調理を見ながらも食べれるカウンター、そしてドリンクサーブエリアがあり一番奥にちょっと落ち着けるグループ席という計画になっています。


▼こちらが改修後の店舗平面

▼改修前の店舗平面

結果的に改修前の水回りと全く位置が異なったことで、コスト面ではかなり悩ましかったですね💦


2階は今後貸し切りで宴会利用などができるように、段階的に改修を進めていくことになりそうです。


今後が楽しみです!


私たちはお客さんに寄り添って、本当の使いやすさを追求する!

ということをモットーに計画をしています。

できそうで意外とできていないことです。常識にとらわれてしまうと特に(^^;


何を一番大事にしたいのか、建築的なことで明けでなく目的や将来ビジョン、そのような点から一緒に考えていきます!


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一級建築士事務所 株式会社LIBCREATON(リボクリエーション)

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夢追い建築士の活動日記

日々の仕事や活動について発信しています。 家やお店をつくること、それは使う人の想い・考え方や将来設計が反映されるものです。 形になるのはもちろんのこと、時を過ごす中で家主もお客様も共にワクワクする空間であることが大切だと思っています。 居心地の良い住まいとは、空間とは、を一緒に考え、夢の実現をお手伝いをします。 市川の地域に根付いた活動報告もしていきます!

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